2017年 あけましておめでとうございます。
協議会が発足して1年半、改正航空法の施行、著しいドローンの性能向上等、環境の著しい変化がありました。その中、毎月開催している定例会で会員相互で情報を共有して、これまで無事故で新年を迎えることができました。このことは、会の目標を十分達成することが出来たと評価しています。
これからは、ドローンの利用シーンは確実に増え、リスクは高まると考えられます。水平姿勢安定装置GPSのないラジコンヘリコプターから未来予想される物資輸送等の安全装置の冗長化が完璧に設計されたドローンで言えば、現在のドローンはその中間で、とりあえず障害のない時は安定しているが、数々の障害要因の一つでも発生すれば、安定しないドローンに変身するものであります。変身したドローンを安全に帰還させるには、操縦技術を向上するしかないと考えられます。しかし操縦技術の未熟のまま業務を行っているのが実情です。協議会では今後、訓練の機会を増やし安全対応することが必須と考えています。
また、協議会としてドローンの正しい利用方法を地域に広めていくことも必要です。昨年は香川県との利用検討会も開催され、今後正しい情報の提供及び研究会も必要と考えています。
本年も会員相互の連携を保ち、安全運行及び地域の貢献に努めて参ります。

香川県ドローン安全協議会 会長
合田 豊